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コラム


 教育

スリランカの最初の教育は紀元前543年に始まったとされています。
平均識字率は92.5%で青年の識字率では98%、コンピュータ識字率は35%、小学校(プライマリースクール)への進学率は99%と2010年に報告されています。
教育制度として、全国全ての子供に9年間の無償での義務教育を保障しています。世界でも数少ない初等教育から高等教育まで、全ての教育が無償な国の一つでもあります。
スリランカにおいて教育は、中央政府と州政府それぞれの管轄となっています。


初等教育    中等教育     Collegiate   
 ジュニア・セカンダリー   シニア・セカンダリー 
 幼稚園  4-5才      
グレード1 5-6 グレード6   10-11才 グレード10   14-15才 グレード12 16-17才 
グレード2  6-7   グレード7  11-12  グレード11
 Oレベル試験
15-16  グレード13
 Aレベル試験
17-18
グレード3  7-8   グレード8  12-13      
グレード4  8-9  グレード9   13-14        
グレード5 
Scholarship Examination
 9-10
           


公立学校

スリランカの学校の大半は公立で教育は無償で行われています。
2010年現在、公立学校は9,685校、生徒数は394万人、教師数は21万人にで、そのうち719校はピリウェナです。
1980年代に憲法改正により州政府が誕生すると、公立学校の多くは中央政府の管理下から州政府の管理下へと引き渡されました。
しかし植民地時代からの学校など、一部の学校が中央政府の管理下に残されており、公立学校には下記の3種類があります。

• 国立学校
• 州立学校
• ピリウェナ(仏教学校) 


 
国立学校

国立学校は教育省が直接管理している学校。
国立学校の大半は植民地時代に設立されたもので、著名な学校やエリート校が含まれている。
卒業生の支援もあり、長い歴史や良い設備を保有している。
近年では新しい学校やいくつかの学校が度々国立学校へと更新されており、2010年現在その数は340校となっている。

州立学校

州立学校はスリランカの公立学校の大半を占めている。
予算は州から支給されており、その結果多くが設備や教師の不足に悩まされている

ピリウェナ

ピリウェナは仏教学校であり、仏教の僧のための教育機関である。
ピリウェナは古代から人々のための中等教育から高等教育のための機関として機能してきた。
2010年現在では719校が存在しており、それらは教育省の管轄・予算下にある。
若い僧はこうしたピリウェナで主に仏教のGCE-Oレベル・Aレベル試験のための勉強をする。
ピリウェナを卒業した後、彼らは大学でより高い宗教教育を受けることもできる。


公立以外の学校

私立学校

スリランカの私立学校は、植民地時代の上位中産階級の出現により急激にその数を増やした。
教育省により定められたカリキュラムに基づき、シンハラ語、タミル語、英語での授業を行っている。
多くの私立学校が公立学校よりも新しい設備を揃えている。
2010年現在72校の私立学校が存在しており、このうち36校が学費を徴収しない政府の支援を受けている私立学校(準公立学校)で、残る36校が学費を徴収する完全な私立学校である。 
 
インターナショナル・スクール

インターナショナル・スクールは学費を支払うことができれば誰もが入学することができる。
主に外国人を対象とすることからその学費は高く、故に設備や教育水準も高くなっている。
1980年代の終わりまでは投資庁 (BOI) の管轄となっていたため、これらの学校では他の学校と大きく異なった教育が行われている。
オーバーシー・スクール・オブ・コロンボは代表的なインターナショナル・スクールで、そのカリキュラムはIBディプロマに則っている。
2012年現在、スリランカのIB加盟校は同校とブリティッシュ・スクール・イン・コロンボの2校のみである。



高等教育(大学に当たる)

スリランカにおいては国立大学もまた無償である。
その門は極めて狭く、入学できるのは受験資格のある学生のうち僅か16%未満(1万6千人未満)でしかなく、さらに卒業となるとその半分にまで限られてしまう。
大学への入学は、GCE(一般的な教育証明書)-Aレベル試験の結果により大きく左右される。
都市部のトップクラスの生徒だけが高等教育の機会を得られることとなり、その他の生徒たちは他の手段で高等教育を受けることを強いられてしまう。
そうした生徒の約8%が国外の大学へと向かい、その他はオープン・ユニバーシティ・オブ・スリランカや僅かに存在するSLIITやITSといった公立の教育機関、または私立のIITのような教育機関に行くか、ロンドン大学通信課程のような外国大学の制度を利用することになる。
テクニカルカレッジで機械や電気の専門家となるためといった仕事についての学習をする道もある。
最も一般的なのは、金銭的な問題から高等教育を受ける道を諦めることである。


学歴難民の数もまた重要な点であり、医療やIT、経済、法学と工学の僅かな分野を除き、多くの大学において、その卒業生が国内外の双方においてその学位を生かせず就職できないといった問題が発生している。
こうした理由から多くの知識人が、より多くの生徒が母国で廉価により良い教育を受けられるようにと、私立大学の設立を要求している。
北コロンボ医科大学 (NCMC) はそうした教育機関の一つで、スリランカ国内において自分たちの手で優れた医者を育成している。
しかし、私立大学の設立には既存の国立大学の学生や左派政党が反対しており、頓挫している。
こうした問題は、近年では学生が国立大学に代わって国外や他の教育機関を好む理由となっている。


2012年現在、高等教育省管轄の国立大学は15校だけである。
著名な大学としては、コロンボ大学、ペラデニア大学、ルフナ大学、キャラニヤ大学、スリジャヤワルダナプラ大学、モラトゥワ大学を上げることができる。
大学法の改正により、一部の教育機関にも独自の学位を与えることが許可されている。
こうした教育機関としては、公立のスリランカ情報技術学院 (SLIIT) が最も知られている。


高等教育の資格による分類
• 修了証書 (Certificate) - 1年からそれ以下
• ディプロマ (Diploma) - 1 - 2年
• 学士 (Bachelors degree)
o 一般の学位 (General degree) - 3年の授業
o 優等学位 (Honours/Special degree) - 4年の授業と専攻の研究
• 修士 (Masters degree) - 一つ以上の学位を取得した後、より高いレベルの研究・授業を納める
• 博士 (Doctorate) - 優等学位か修士を取得した後、論文で独創性のある研究結果を発表


 


 
職業教育・訓練

職業教育・訓練は、職業・技術訓練省の第3分類職業教育委員会 (TVEC) により管理されている。
この訓練には、職業技術訓練センターのコースに基づいたカリキュラムや、民間や公共の組織での徒弟訓練が含まれている。
職業分野での高等教育機関のうちいくつかは大学として扱われている。
全国職業資格認定システム (NVQSL) ではレベル1から7まで7段階の資格を定義している。
職業教育・訓練が学位レベルとなるのは、オープン・ユニバーシティ・オブ・スリランカと職業技術大学で、ディプロマレベルとなるのが37校のテクニカルカレッジ、それにスリランカ情報技術学院とスリランカ農学校である。
このほかにも、学校中退者や教育を受けていない成人のための職業教育計画が教育省で行われている。
こうしたコースの多くはコミュニティセンターで開催されており、理美容、裁縫、大工、配管、絵画といった広い範囲が対象とされている。


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