カフェイン

 

スリランカ紅茶教室 NO11
 


カフェインには体内の脂肪を燃焼させるという働きがあります。
テアニン+カフェインが結びつくとカフェインの作用をおだやかにする作用があります。
カフェインには、中枢神経の刺激や消化作用、疲労回復、自律神経を興奮させ脳や筋肉を刺激して、覚醒作用を起こし利尿作用や強心剤としても使われます。
カフェインは人体に有害とも言われていましたが、現在ではその優れた薬効が見直されています。


紅茶茶葉のカフェイン含有量は100g中およそ2.3%です。
・紅茶には、約5%とコーヒーの約2倍ものカフェインが含まれています。
・紅茶に含まれるアミノ酸の一種テアニンがカフェインの作用を抑制し、お湯の中でタンニンと結合して体内に取り込 まれるため、覚醒効果よりも鎮静作用のほうが強く働くのです。

・珈琲などカフェインを直接体内に取り込むのとは異なり、紅茶や日本茶はアミノ酸に多く含まれる「テアニン」という  成分と結合し体内に取り込まれます。
・「テアニン」が持つリラックス効果をもたらしつつ「カフェイン」の効果が得られるので負担なく体に吸収できます。
・カフェインはコーラーやチョコレートにも含まれますが、紅茶がノンカロリーであること、紅茶に含まれるカテキンに  コレステロールや中性脂肪を低下させる効果が益します。
・紅茶からの適度のカフェイン摂取は、脳機能、精神の性能を向上させるようです。


・ カフェインは水溶性の化合物であることが特徴です。
・カフェインのおよそ80%が抽出により紅茶の液体に出されます。
・紅茶のカフェイン含有量は、コーヒーに比べて少なく、およそ3〜5分の1程度です。
・100gの茶葉とコーヒー豆では、茶葉の方がカフェイン含有量が多のですが、カップ1杯の紅茶とコーヒーとでは必要 な茶葉・豆の量が異なるので、紅茶の方がカフェインの量が少ない計算になります。 
・カフェインは、紅茶に含まれるアミノ酸の半分を占めるテアニンや主成分の1つであるタンニンの働きによってゆっく り、おだやかなやさしい効果になります。
・1杯のお茶での内容量は2.5-4%であり、それはコーヒーのおよそ3分の1です。

 170mlの紅茶 (抽出後)  34mg
 170mlの珈琲 (濾過後)  99mg
 56グラムのチョコレート  37mg


成人の場合200〜300mgのカフェイン摂取であれば、身体に有害な影響は及ぼさないとされています。
この値は、茶葉2.5gを90度の湯100mlで2分間侵出させた紅茶4〜6杯の量に相当するが、その適度なカフェイン摂取は、大脳の中枢神経に作用し疲労を癒します。

1日に400‐450mgのカフェインを摂取しても心臓病や、高血圧の増加はないと考えられています。
この400mgのカフェインの摂取というのは紅茶にすると約10‐12杯の紅茶を一日に飲むということです。

 スリランカで栽培されるお茶の樹には2.5〜4%程度のカフェインが含まれており、次ぎの表のように茶の木の様々な部位によってもカフェインの含有量がことなります。

 茶葉のつぼみ  4.70%
 一番目の葉  4.20%
 二番目の葉  3.50%
 三番目の葉  2.90%
 茎の上部  1.40%
 茎の下部  1.40%

カフェインは水溶性の化合物であることが特徴です。
カフェインのおよそ80%が抽出により紅茶の液体に出されますが、摂取されたカフェインの80%は体内に吸収されません。

茶葉(乾物)に含まれるカフェインの量は2〜3%に対して、コーヒー(いり豆)中のカフェインは1.3%と、コーヒー豆の方が少ない。でもカップ1杯中に含まれるカフェイン量で比較すると、緑茶で20〜30mg、コーヒーでは80〜100mgと、コーヒーの方が2倍以上も多いのです。さらに、お茶のカフェインは消化中にカテキン類と複合物を形成するため、コーヒーほど速やかには吸収されず、カフェインの生理作用がマイルドにはたらく特長があるといわれています。成人の場合200〜300mgのカフェイン摂取であれば体に有害な影響は及ぼさない。この値は茶葉2.5gを90度の湯100mlで2分間侵出させた紅茶4〜6杯の量に相当するが、その適度なカフェイン摂取は大脳の中枢神経に作用し疲労を癒すといわれている。 

 カフェインの取りすぎは

成人の場合200〜300mgであれば身体に害は無いとされています。
500mg以上のカフェインをとると、吐き気、めまい、耳鳴り、悪心、けいれん、不整脈、動悸、筋肉痛、不穏などの症状を起こすといわれていますがこれらの作用は一過性で6時間くらいで回復します。
500mg以上のカフェインを摂取するにはお茶で10杯以上、コーヒーでは5〜6杯にあたります。
日本人のカフェイン摂取量は平均1人1日あたり200mg前後といわれています。
カフェイン成分は、湯の温度が高いほど溶けやすい性質があります。
コーヒーの『興奮作用』とは対照的に、紅茶は『鎮静作用』の効果の方が大きく、ストレスを和らげ、精神安定をもたらすとされています。

妊娠中に紅茶を飲むと

カフェイン摂取量と胎児への影響について、7年間に及ぶ1500人の妊娠女性を対象としての研究結果においては、1日3〜5杯の紅茶の摂取において、新生児の体重の変化、出生の期間の変化、新生児の頭円周の変化を調べましたが、平均との変化はみられませんでした。また、新生児の8ヵ月後、4年後、7年後の調査においても、健康状態と知能において平均値との変化は見られていません。
一日に3-4杯ほどの紅茶の消費でとどめておくのが良いでしょう。

 ノンカフェイン紅茶

ノンカフェイン紅茶は、紅茶葉に含まれるカフェイン含有量が乾燥状態の重量で0.4%を超えないもののことです。それは170ミリリットルの紅茶一杯に対して、カフェイン含有量の約4ミリグラム以下という計算になります。

 ノンカフェイン紅茶の製造方法は、エチル酢酸塩やメチレン塩化物を使う抽出法と、 臨界超過二酸化炭素(固体)を使う抽出方法が取られます。すべての方法は紅茶の品質への影響を最小にとどめ、カフェインのみを抜き出します。

 カフェインの薬用効果
  覚醒作用、眠気防止、
倦怠感の軽減、興奮作用
脳や脊髄などの中枢神経系が刺激され興奮し、五感や運動機能の勢いを高める効果があります。また大脳中枢を刺激して思考力を増加させ集中力がアップします。
神経の興奮による疲労を抑え眠気を覚ます効果もあります。
 疲労感の軽減  神経を適度に興奮させ骨格筋に直接作用し、筋肉の収縮を促すため筋肉疲労感を少なくしてくれます。
 基礎代謝量を高める  代謝の勢いが高まり、体脂肪の燃焼を促進します。
 消化促進  胃液の分泌を活発にさせる
 利尿作用  新陳代謝を良くし腎臓を刺激して血管を拡張させるため利尿効果があります。
 糖尿病  血糖値の上昇を抑えます。老化を防ぐ
 肥満防止  カフェインが脂肪の燃焼を助けタンニンが皮下脂肪をエネルギーに変えてくれます。
 運動する時はエネルギー源である糖質、グリコーゲンから消費され次に脂質、タンパク質という順に消費されていきますが、カフェインをとってから運動すると脂肪を燃焼させる働きがあるため血液中に脂肪酸(憎い脂肪の主成分)がエネルギーとして体外に放出肥満の予防、体脂肪の減少に役立つと言えます。
なぜ糖質が最初にエネルギー源として利用されるかというと、脂質やタンパク質と比べて、分解が簡単で酸化しやすいからです。
紅茶が推薦されるのは紅茶がノンカロリーであることと、紅茶に含まれるカテキンにもコレステロールや中性脂肪を低下させる効果があるからです。


お砂糖を入れるとカフェインより先に糖分が吸収されてしまい、痩身効果はなくなってしまいます。
体内に摂り入れてから約30分後に血中のカフェイン濃度がピークになるため、身体を動かす15〜20分前に飲むのが最も効果的だと言われています。
カフェインの血流促進作用には暑気当たりを防ぎ身体を温める効果もあります。
 脳卒中・血圧の上昇を抑える 高血圧が原因でおこる病気はたくさんありますが、カテキンがこれを予防してくれます。
1日に400‐450mgのカフェインを摂取しても心臓病や、高血圧の増加はないと考えられています。
400mgのカフェインの摂取というのは紅茶にすると約10‐12杯の紅茶を一日に飲むということです>
 動脈硬化の進行を抑える  血管内が脂肪やコレステロールなどで動脈硬化になり、詰まりやすい状態になってしまいます。
 殺菌作用 紅茶にはインフルエンザウイルスの活動を抑えてくれます。ミルクを加えるとこの作用は弱まってしまうので注意!
 思考力  カフェインが大脳刺激して思考力を増加させます。
 虫歯対策  紅茶にはフッ素が含まれています。殺菌作用とで虫歯予防にも期待が持てます。
 ガンを抑制する  抗酸化作用があり、最近、ポリフェノールが、がん細胞の転移を邪魔することが分かってきたようです。
 アレルギーの予防  花粉症などのアレルギー、アトピー性皮膚炎のようなアレルギーのどちらにも効果があるようです。
 シックハウス症候群の予防  紅茶に含まれるポリフェノールがホルムアルデヒドを吸収・除去してくれます。
コーヒーや緑茶でもOKですが紅茶が一番だそうです。
茶殻を自然乾燥した後、袋に入れて匂いの気になる場所や家具の中に入れておくと良いそうです。



1. 美味しい紅茶の条件  2. 成分と薬用効果  3. スリランカの紅茶  4. Ceylon Teaの歴史
5.  等級区分  6. ジェームステーラー  7. ポリフェノール  8. 茶の木
9. 茶の起源  0.紅茶製造  11.カフェイン